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トート母ちゃんのお気楽生活♪

トート母ちゃんのお気楽生活♪

月組「薔薇の封印」

 こんにちは。LOVE郎でございます。今回はトートさん、ぽんちゃんとご一緒に、ぽんちゃんのど本命さん、紫吹淳さんのサヨナラ公演である「薔薇の封印」をご観劇だったようでです。トートさん、お食事付きのツアーだったみたいですが、いかがでしたか?「楽しかったよ~♪お食事は美味しかったし、公演は楽しかったし。」そうですか、それはようございまいた。
 でもトートさん、なんでも、お食事のとき迷ってお隣の部屋へ入ってしまったそうですね?(笑)「うっ!それは・・・(汗)いや、ね、レストランの看板があったんで、その手前の部屋に入ったらさ、なんだかウエディングドレスを着た人がいたり、ピアノ演奏やってたりしたのよ。結婚式だったみたい(^_^;)慌てて出たら、看板の“奥”がレストランだったのね(笑)普通さあ、看板があったらすぐ手前かなって思うでしょ!」いえ、そういう間違いをするのはトートさんだけだと思いますが。「はいはい。ぽんちゃんにも笑われたわよ(T_T)」あらあら、また泣いてしまわれました。困った人ですねえ。では、気を取り直して、月組観劇記、まいりましょうか。トートさん、始めますよ!

 月組主演男役の紫吹淳さんのサヨナラ公演である「薔薇の封印」を観てきました。物語は、テンプル騎士団の騎士であるフランシス(紫吹淳さん)が、追っ手に追われ、体に深手を負って迷い込んだところが「薔薇の谷」と言われるところ。ここの領主の娘リディア(映美くららさん)に助けられます。ところが、この薔薇の谷の人たちは、荒ぶる魂を封印されたヴァンパイア一族だったのです。ヴァンパイア一族だと知りつつも、リディアを愛してしまったフランシスは、一族の魂を授かり、自分もヴァンパイアになることを決心します。ところが、リディアに同じ想いを寄せていた修道僧ミハイル(彩輝直さん)が荒ぶる魂を封印した十字架を抜いてしまい、その魂を宿したヴァンパイアになってしまいます。ヴァンパイアの魂を入れる婚約の儀式を終え、フランシスが目覚めるのを待っている時間はありません。ミハイルがフランシスを襲おうとしたとき、リディアが自らの命を犠牲にしてフランシスを助けます。目が覚めたフランシスは、ミハイルを追い払いますが、愛するリディアを亡くし、自らは永遠の命をかかえて生きていくことになります。
 封印された十字架には、5輪の宝石をあしらった薔薇の花がからんでいました。封印が解けたのと同時に5輪の薔薇もどこかにいってしまいますが、その5輪の薔薇を集めて、再び十字架に封印しないと、逆に5輪の薔薇を集めた悪しき魂を身につけたヴァンパイアが、世界に君臨してしまうのです。5輪の薔薇とは、(白)ダイヤモンド、(青)サファイア、(赤)ルビー、(緑)エメラルド、(紫)アメジスト。
 時を越え、フランシスとミハイルの戦いは続きます。太陽王ルイ14世の時代、ナチスドイツの時代、そして現代へ。物語は、数々のダンスシーン(バレエ、タンゴ、ロック)と共に進みます。コミカルに、妖しく、耽美な世界・・・。
 背景に映像を使い、斬新な演出方法で、薔薇の花が飛び散ったり、ステンドグラスが現れたりして、仲々面白い演出でした。ただ、席が近かったので、遠くから見たほうが映像は綺麗だったと思います。
 フランシスのリカちゃん(紫吹)は、妖しくお耽美な踊るヴァンパイア様を、美しく華麗に演じていました。足が長くて細いので、太ももまであるブーツ姿が格好良い!髪はロングの黒髪。どこまでもお耽美な姿でした。
 リディア他(フランシスとミハイル意外は一人で2~3役しています)のえみくらちゃん(映美)は、可愛くて、でもしっかりしていて、鼻っ柱の強い役も仲々上手かったです。
 ミハイルのさえちゃん(彩輝)は、可愛いさえちゃんには珍しい悪役。リカちゃんの次のトップとして、「ああ、大丈夫だな」と思わせる好演でした。
 膠原病から復帰したきりやん(霧矢大夢)も、バレエ好きなルイ14世を、楽しそうに嬉しそうに演じていました。復帰できて本当に良かったね!きりやん。
 その他ゆうひちゃん(大空佑飛)、さららん(月船さらら)etc・・・月組には、可愛くて、はつらつとした男役が揃ってて、とても楽しい公演でした。
 フィナーレは一転、これぞサヨナラ!とでも言いたくなる場面ばかりでした。白いお衣裳でせり上がったリカちゃんの歌は、「最後」とか「忘れないで」とかの歌詞がバンバン出てきて、ぽんちゃんは号泣!私もウルウルしました。男役の人たちと踊るときは、リカちゃんのコンサート状態!月組のパワーが迫ってくる!って感じでした。その後娘役さんの歌で踊る場面は、歌詞がこれまた「あなたと踊れて幸せだった」とか「忘れない」とかの歌詞で、これまたウルウル・・・(T_T)横のぽんちゃんはまた号泣!お芝居で泣かずにフィナーレで泣いてしまいました(^_^;)
 ヴァンパイアだし、サヨナラ公演だし、というので重厚でシリアスなお芝居かなと思ってたら、「これはコメディか?」と思うくらい楽しい場面が盛りだくさんで、時間があっという間でした。ぽんちゃんに聞いたら「月組が重厚なものになるわけないやん。アドリブ大好きな組だもん。」ということでした。全組観るようになって気づいたのは、やっぱり作品も組によってずい分違うんだなあということ。月組は、ハッピーエンドで終わる、楽しいお芝居が多いようです。こういうサヨナラ公演もまたいいなあと思いました。リカちゃん、東京の千秋楽までこの勢いのまま突っ走ってください!

 トートさん、楽しかったみたいで良かったですねえ。「うん。涙涙の公演も大好きだけど、こういう明るいのもいいねえ。」ぽんちゃんも喜んでらしたのでは?「うん。拝まれちゃったよ(苦笑)」あらま、そうですか。それは良いことをしましたね。では皆様、今回はこの辺にしたいと思います。またお会いしましょう。



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